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村松 治樹、むらまつはるき、haruki muramatsu

No.80 Vol.53. 2012年1月号 PDC World Championship 村松 治樹 Haruki Muramatsu

 今年のPDCワールドチャンピオンシップで、日本を背負って戦ったハルキ選手に、感動を貰った。日本人選手だけでなく、世界のプレイヤー達が憧れるその舞台で、帝王テイラーと堂々たる戦い振りを見せてくれたハルキ選手。久しぶりに日本男児のカッコよさを思い出させてくれた試合だった。
 ハルキ選手が予選で対戦したスウェーデンの筋肉ムキムキ選手ニルッソンは、2004年のスウェーデン最強の男(力のほうで)になったこともあるつわもの。しかし、ダーツにおいてはハルキ選手のほうが一枚上手のようで、この試合は4-2と難なくクリア。
 この後の1回戦が日本人選手にとって鬼門となる訳で、いまだこれを通過したプレイヤーはいない。しかも、今回ハルキ選手が1回戦で当たったのがなんと、フィル・テイラー!誰もが一度は戦ってみたい選手、それも世界最高峰の舞台となれば、なおさらのことだ。
 最初のレッグをブレイクされたハルキ選手は、直ちにブレイクバックし、根性を見せ付けた。2セット目にもブレイクをしたハルキ選手だったが、やはり世界ランキング1位のテイラーは落ち着いて3セット目まで取り、ハルキ選手の2度目の挑戦は残念ながらここで終わりとなった。
 確かにスコアを見れば、3-0で負けている。しかし、試合の内容でいえば、ハルキ選手が奮闘したことは間違いない。アベレージも90を超え、他のプレイヤーに決して引けは取っていない。何より超大物相手に、しっかり自分を見据えて対峙するその姿勢がカッコよかった。
 ハルキ選手は、ほんと大物だ。イギリスでも彼は「勇敢」とか、「確実なプレイヤー」などと呼ばれ、その評価は高い。世界への夢がただの夢ではなく、いつか実現する夢だということを、ハルキ選手が教えてくれたのだ。

村松 治樹 Haruki Muramatsu インタビュー

PDJを勝ち抜いてPDCに挑戦するのも今回で2回目ですが、前回と比べていかがでしたか?
 どうやって試合が流れていくのかなどはある程度分かっていたので、そういう面でのとまどいは少なかったと思います。

 

初戦で勝つと次はフィル・テイラーと戦うことになっていましたが、このスケジュールはいつ頃知りましたか?
 出発の直前でした。ドローがまだ始まらなかったのでいつ出発したらいいのかわからないのもあって、出発の日程自体もギリギリまで決まらなかったんです。その対戦を知ったのもお客さんからの情報でした。
 すごく詳しいお客さんがいるんですけど、その人から真っ先にメールが来て、スポンサーよりも早く教えてもらいました。

 

そしてイギリスに到着するわけですが、初戦の相手に持ち上げられてる写真がありますね。
 相手のデニスはスウェーデンの力自慢なんです。まず前日に新聞の取材があると言われたんですけど、ほとんどデニスの取材みたいなもんで、僕の事なんか何にも書いてなかったですね(笑)。
 僕はただ試合相手というだけで、「小さいからちょっと持ち上げてみて」みたいなノリでした。


初戦の印象は?
 これに勝てば次はフィル・テイラーという情報は、日本でもいろんな人が知ってたので、ずいぶんプレッシャーはかけられましたね。「絶対勝たないと」という人もいましたし、「負けて帰ってきたら面白いね」なんて言う人もいましたけど、あきらかに気を使って言ってるのがわかったので、これも逆にプレッシャーになりましたね。

 

初戦の相手に関しては調べても情報が出てこなかったので、どういう展開になるのか予測がつきませんでした。実際に戦ってみていかがでしたか?
 佐藤さんの予想では1ブレイク取られて4-2で僕が勝つということだったんです。で、いきなりブレイクできたんであとは先攻キープでその通りだなぁと思ってたんですけど、2-1になった時にブレイクされて、結局2-2になっちゃって……。でも頑張って勝つことができました。

 

いよいよフィル・テイラーとの戦いですね。
 舞台に上がると、観客の雰囲気が全然違いましたね。もう夜の11時くらいだったけど、かなり盛り上がってました。試合では、思ったよりも緊張しませんでしたね。
 初戦の方が段違いに緊張してました。もうどこか開き直ってたのかもしれません。

 

最初に投げたのが41だったと思うのですが、緊張してるのかなと思ってました。
 そうでしたっけ……。それは、緊張しての41というより技術不足の41だと思います。

 

試合では何回かブレイクもあって、解説のウエィン・マードルも感心してましたよ。
 そうなんですか。僕は、ダブルも打たせてもらえないかなと思って投げてたんですけど、削りがよかったのか、「意外にダブルが回ってくるな」という感じでした。

 

結局3レッグ取ったわけですよね。
 そうですね。削れれば何とかなるんだなという印象でした。

試合中はどのようなことを考えてましたか?
 ファーストセットでブレイクできて「案外勝っちゃったりすることもありえるな」なんて思いながら投げてました(笑)。

 

今回ハルキ選手はアベレージで90打ってるんですが、これはかなり立派な数字だと思いますよ。
 今まで練習も含めて2試合通じて90打てたことはないんで、その事実は良かったと思います。でも、フィニッシュをしまくったうえでの90じゃないんで、そのへんではどうでしょう。フィル・テイラーは100打ってないようだったので、「これはなめられてるのかな」なんて思ったりもしましたけど、やっぱり100は打ってたんですね。

 

ハルキ選手がブレイクした時にウェイン・マードルが「こいつはなかなかやるな、彼はソフトダーツプレイヤーなんだけどな」なんて言ってましたよ。
 ソフトダーツの方が過酷だと思うんですけどね。みんな入れてくるし。ハードではフィル・テイラーでもダブルをミスったりするじゃないですか。そう考えると、ソフトでアニーと戦ってるほうがしんどいな、と思いますね。

 

全体的な印象としてはどうでしたか?
 前回は気持ち的にもゆとりがなくて、ただ試合をやって帰ってきたという感じだったんですけど、今回は試合がすごく楽しかったんです。フィル・テイラーと戦っていて、3セット目を取られるかどうかという時にどんどん楽しくなってきちゃって、「終わりたくない、もうちょっと長くやりたい」と思いました。それで頑張れたという部分もありますね。プレッシャーもありましたけど、トータルすると楽しいところしか憶えてないかもしれません。

 

今年の抱負をお聞かせください。
 基本的にはソフトがメインで動いていくことになるんで、ソフトは国内で頑張ります。
 それから今年もPDCは出たいと思いますし、やっぱりトップランカーに勝ちたいですね。帰ってからPDCTVで試合を見てたんですけど、あのニックネームのロゴみたいなのあるじゃないですか、あれ僕のも作ってもらいたいなと思いました(笑)。

 

それにしてもハルキ選手は度胸がありますね。ああいう舞台ではダメな人は全然ダメじゃないですか。でもハルキ選手はまったく落ち着いてましたよ。
 僕は見られることが好きなんです。試合中休憩があるじゃないですか。その時選手は舞台の後ろで飲み物を飲んだりするんですけど、僕は観客に見られていたいと思ったので、飲み物を断ってずっと舞台に立ってたくらいですから。

 

フィルと一緒にボードにサインしてましたよね。あの場面はすごくよかったんですけど、あの時どんなことを考えてましたか?
 あの時は何のためにサインしてるのか分からなくて、お客さんにあげるためだろうと思ってました。だから「僕がサインすることで価値が下がっちゃうんじゃないかなぁ」なんて思ってましたね。でもそれは僕にくれるためだったんですよね。コーラーと3人のサインがあるボードをうちに飾ってあります。嬉しかったけど、でも、そんなことをされるようじゃまだまだだなと思いましたね(笑)。

 

今年はまずワールドカップがありますが、意気込みはいかがですか?
 初戦はまたスウェーデンらしいんですけど、また同じ相手に当たったりして(笑)。とにかく頑張ってきます。

 

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