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No.8 2012年7月 プロ選手のお金の話

 今回はプロの選手に向けてお金の話を。正しくは税金の話です。

 昨年私の会社に初めての税務調査が有りました。会社にしてからまる3年でしたので、一般的な法人への税務調査です。会計事務所の方から「社長は不在にして下さい」と指導をいただき、私は同席しませんでしたが2日間しっかり調査していただきました。大きな問題は有りませんでしたが、税務署の方から結果報告の中でプロ選手へのスポンサー料の支払いに関して注意を受けました。
 「源泉徴収をするか、確定申告を徹底指導して下さい」。そう、プロの選手は個人事業主として国への収入の申告が必要になるんですよね。

 日本にはソフトダーツのプロが男女あわせて千名弱居るかと思います。それを3つに分けてみます。
「完全なプロ」
 大会の賞金やイベントやスポンサーからの謝礼が主な収入源の選手
「サラリーマン・プロ」
 サラリーマン生活をしながら、大会の賞金やイベントやスポンサーからの謝礼が20万円以上ある選手
「税務上はアマチュア」
 20万円以上のダーツでの収入がない選手
 税務上はこの3つになるのではないのでしょうか。
 特に多いのが、「サラリーマン・プロ」と「税務上はアマチュア」の選手。
95%以上の選手がここにあてはまると思います。
 「完全なプロ」の選手は所属するマネージメント会社が源泉徴収している場合もあるでしょうし、会社を立ち上げて処理をしている人もいるでしょうから大丈夫だと思います。
 ここから読んで欲しいのはプロの大多数である、「サラリーマン・プロ」「税務上はアマチュア」の選手達。今はダーツでの収入が20万円以上無い「税務上はアマチュア」の方々も、入賞してスポンサーが見つかれば直ぐに超えてしまう金額ですから是非読んで下さい。

まずプロとして事業所得の収入は次の4つがあげられます。
・賞金
 これはプロになっての最大の目標ですね。もちろん事業所得です。
・契約金、出来高報酬
 メーカーとの契約金や入賞や優勝に対するボーナスも事業所得です。
・賞品
 賞金の他に付く賞品も実は事業所得です。収入とされる金額は市場価格の60%と定められています。メーカー等から支給される用具はこれに該当しません。
・イベント参加料、書籍などへの謝金
 これももちろん事業所得になりますね。これらの合計が20万円を超えたら法律上申告の必要があります。ただ、ダーツのプロは経費がたくさんかかるんですよね。
 主な必要経費をあげてみます。
・旅費交通費
 大会への交通費、宿泊費は全て必要経費となります。練習場へのガソリン代や電車代も必要経費となります。
・消耗品費
 プロ活動をするにあたって必要な物全てが必要経費となります。ダーツ用品やユニフォームも自分で購入したものなら必要経費ですし、スポンサーからの依頼でブログ等を書く為にPCを購入した場合も経費となります。携帯電話や移動で必要な車の購入も経費ですね。
 ただし購入価格が10万円以上のものについては、消耗品として一時に経費として処理できないので、資産に計上し減価償却をして経費に計上することになります。
・諸会費
 プロ団体、協会等のプロとしての必要な団体に加入した会費も経費となります。
・支払手数料
 プロ活動を行なう上で、税理士、弁護士、社会保険労務士等へ支払った費用などです。銀行などの振り込み手数料、ホームページ作成のための制作・管理費もこれに相当します。
・新聞図書費
 新聞、雑誌、書籍などの購入費用も必要経費です。このニュー・ダーツ・ライフの購入費用も問題なく経費となります。
・給与手当、法定福利費
 少いとは思いますが、選手活動を行なうために専属のトレーナーやマネージャーを雇用する場合の給料や健康保険、厚生年金、労働保険料のうち雇用主負担分の社会保険料全て必要経費となります。
・その他
 大会へのエントリー費ももちろん必要経費です。アマチュアの大会でも練習を兼ねていますので、経費になると思います。
 ダーツバー等での練習にかかる金額もプロが収入を得るための費用ですから必要経費です。
 マッサージや整体への支払いも身体が資本のプロですから、必要な経費となりますね。

 こう見ますとほとんどの選手が「収入より経費が多い」となりますね。
 だったら申告不要のような気もしてしまいますが、法律上はしなくてはならないんです。収入が急に増えた時にもメリットがあるんですよ。
では、何をすればいいのか?
 確定申告には「青色申告」と「白色申告」とが有ります。
 白色申告の方が簡単ですが、青色申告はメリットが多いので青色申告をするようにしましょう。青色申告はメリットがたくさんありますが、直接関係の有りそうな物は次の2つでしょうか。
・青色申告特別控除10万円(貸借対照表の作成により最高55万円の控除)
・その年の損失の金額を翌年以降の3年間で控除することができる
 特に「その年の損失の金額を翌年以降の3年間で控除することができる」は大きいですよ。
 今年収入が50万円で費用が150万円かかり100万円損失があった場合、翌年収入が300万円になり費用が200万円かかって収入が100万円あったとすると、その差額が相殺できるんです。これは白色申告では出来ません。もちろん、今年分を青色申告していないと収入が増えた時に損をする事になるんですね。

青色申告をする為にはどうしたらいいか?
 最寄りの税務署に行って書類をもらい、その書類に記入して提出して下さい。税務署は各種役所の中で最も親切な役所だと思います。税金をやり取りする大切な所ですので、親切丁寧にわかるまで教えてくれます。唯一怖がらなくていい役所だと私は思っています(笑)。
 ただ、青色申告をする為には必ずやらなくてはならない事が有ります。それが、記帳です。帳簿を付けなくてはなりませんが、これも難しく考える必要はありません。先ずはプライベートとプロ活動のお財布を別けましょう。それとともに、プロ活動専用の銀行口座とプロ活動専用のクレジットカードも作ります。
 大会のエントリーフィーの振込やダーツに関連する物の振込は全てこの口座から支払います。そして、賞金やスポンサーからの収入も全てこの口座に振り込んでもらいます。そうすれば定期的に通帳記帳に行くだけでお金の流れが見えますね。
 カードですが、カード料金の引き落としもこの口座にします。そうしたうえで、出来る限りダーツ活動の支払いはこのカードでします。新幹線代、ホテル代、ガソリン代やマッサージ代も。
 カード会社から紙の明細書を送ってもらったり、WEB上で自分で明細書を定期的にプリントすれば簡単ですよね。口座のお金が足りなくなりそうだったら?個人のお金をプロ用の口座に入れて下さい。その分だけ少なくとも赤字がわかります。
 練習に行ったダーツ店の支払いや少額の買い物等で、カードが使い難い場合はどうするか?
 その場合はプロ活動用のお財布からお金を払い、必ず領収書やレシートをもらいましょう。そしてそのレシートや領収書を、領収書をまとめるノートを作りそこに順番に貼っていきます。ただ、このプロ用のお財布の収支だけは帳簿をつけなくてはなりません。「現金出納帳」を買い、支払いした物を書いていきます。
 このお財布もお金が足りなくなったら個人のお金を入れて下さい。その場合も帳簿に「個人からの借入」として金額を書けばOK。
 帳簿をつけること自体はそんなに難しく有りません。家計簿をつける程度の感覚で大丈夫ですよ。こう見ると簡単そうでしょ?

 一番大事な事は個人用とプロ活動用に全てを分ける事。そうすれば誰にでも簡単に出来ます。申告の時はどうすればいいか?余裕のある早めに時期に、全ての資料を持って税務署に相談に行けば、優しく教えてくれます。
 ここまでやればプロとしての自覚ももっと高くなって、入賞率も上がりますよ?
 お金の事ですので、なかなかまわりの人からも言われないでしょうから、是非この機会に名実ともにプロ選手になって下さい。

 あ、各プロ団体で税金に関する説明会等やった方がいいと思うんですがどうでしょう?団体関係の方が見ていましたらご検討下さい。

ダーツ屋どっとこむ よろしくお願いいたします
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