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No.4 2011年12月 フィル・テイラー VS 村松治樹を見て感じた事を

最高峰の舞台で世界最強の男と戦える。これは日本のダーツ関係者全ての悲願といってもいいまさに歴史に残る対戦です。

 私もダーツを始めて9年目。古参の部類に入ってきました。私の住んでいる松本にも、当時ソフトダーツを設置する店が数軒出来ました。
 しかし、店の人間も正しい投げ方がわからない。ダーツ経験者が周りに居ないのですから仕方が無い。その店のスタッフもお客さんも含め試行錯誤の時代でした。
 今のようにPCで動画が見られる時代ではないですし、ソフトダーツのプロなんてものもありません。上手い人がダーツを投げている姿を見ようと思ったら、J-Sky Sportsで放送しているPDCの試合を見るのが一番身近でした。
 そう、一番最初に見たダーツの上手い人はフィル・テイラーなんですよね。今は動画サイトを見ればダーツの動画はたくさんありますし、どんな地方に行ってもダーツが上手い人は結構居ます。しかし当時は選択肢はそこしかなかったから、最初のテキストが世界の最高峰なんて時代です。
 2003年3月に東京ダーツオーガニゼーション(TDO)が大会にフィル・テイラーを招待した事がありました。当時ダーツを始めて1年未満で、ハード・ダーツなんてほとんどやった事が無いのに、フィル・テイラーを見たさに大会に参加したんですよ。当時は45ダーツで上がれるかどうかなんてレベルですから、勝てるはずが無いんですがテイラー見たさの一心でしたね。
 その時の大会で優勝してフィル・テイラーに挑んだ選手、それがショーン・リード。そう、村松治樹の前の試合に出場していた選手です。彼はオーストラリア出身で、長い間日
本に住んでいました。日本でダーツと出会い、3年前にオーストラリアに帰ったのですが、治樹の試合の日に世界最高峰の舞台に居るって事が、日本との縁を感じさせてくれましたね。
 その頃のPDCのTV中継を見ていると、PDCのトップクラスの選手で3ダーツのアベレージが80点台中盤。フィル・テイラーのアベレージが90点台中盤でした。当時の日本のトップクラスは70点台中盤のアベレージではなかったかと思います。フィル・テイラーとの20点の差は非常に大きく感じましたね。ソフト・ダーツでもスタッツが20点違えば、レーティングでどの位差があります?5つくらい差はありますよね。それくらい差があったら正直なところ勝負にならない。世界のダーツの頂点は日本人には手が届かない所だなと思っていました。
 当時からWorld Championshipには日本代表を派遣していました。ただ、選抜をしていたのが参加選手の少ない団体で、その団体の一番が選ばれていましたが、日本一の選手が行くのではなく予選も勝ち抜けない状況でした。
 2年前からPDCチャレンジが開催され、ようやく本当の実力者が派遣される事に。しかし、2年前の村松治樹、昨年の橋本守容、ともに予選は勝つものの1回戦では手も足も出ない敗戦。世界の壁を益々感じる事に。
 ここ数年のPDCではトップ選手はアベレージが90点台中盤を超えるのが当たり前で、100点を超える選手も。逆に日本はようやくアベレージで80点を超える選手が出てきたところ。世界との差は9年前よりも広がっているように感じていました。
 そして今回のPDC World Darts Championship 2012。組み合わせが発表になり、予選1試合を勝つと1回戦でフィル・テイラーと。これはもう、ラッキーでしょう。世界ランキング1位と世界の舞台で対戦する機会なんて、今後も日本人に有るかどうか微妙な状況です。
 PERFECTと同じ日だった為、千葉のホテルでノートPCでの観戦。先ずは日本時間5時15分から予選です。対戦相手はスウェーデンのDennis Nilsson。World Cupでスウェーデンの選手を見た事があるのですが、皆非常に強いんですよ。イギリスとオランダを除けば、ヨーロッパの中でもかなりの強豪国なんです。
 それが、モニター越しに見る治樹は、意外と落ち着いているんですよね。本人に訊けば「心臓バクバクですよ」と答えるとは思いますがそうは見えない。落ち着いたダーツで4ー2で勝利。
 そして8時からダーツ史上最強の男フィル・テイラーと1回戦で勝負です。世界最高峰の大会の舞台で、世界最強の男と戦える。これは、日本のダーツに係わる関係者全ての悲願といってもいい対戦です。
 先ず治樹が入場し、続いて世界ランキング1位フィル・テイラーが舞台に。治樹とテイラーが水を置いてあるテーブルを挟んで2ショットで映る姿を見たら本当に涙が出そうでした。日本人がテイラーと最高の舞台で戦う姿を見られるなんて、本当に夢のよう。
 1回戦は3セット先取りで、1セットが3レッグ先取り。試合は治樹の先攻でスタートですが、いきなり17ダーツでブレイク。やっぱり我々の感覚でダーツをしていたら勝負にならない。治樹このまま終わっちゃうかと思っていたら、14ダーツでテイラーの先攻をブレイク。あー、ここでまた涙出そうでした。
 いやー、正直なところ、2010年のGary Andersonの時のように1レッグも取れずに負ける事も想定していただけに、もうこれだけで大事件です。PDCのランカーでもレッグを取れずに負ける事も多々有るくらい、テイラーの実力は突出しているんです。
 しかし流石はテイラーです。その後は何事も無かったかのように2レッグを取り、1セット目はテイラーに。
 そして2セット目はテイラー先攻でスタートながら、なんと治樹がまたもブレイク。もうね、もうね、治樹は凄いよ。あ~、バカ、バカ(笑)。
 しかしここから少しギアが一段上がった感じに。良いダーツをしているんですが3レッグを取られ2ー0に。
 3セット目は治樹が先攻でキープ、続いてテイラーもキープで1ー1。この後が凄かった。治樹先攻で140、テイラーも140で返すがその後お互いに140点を2度。合計6連続140で残りが81点。実況も解説も大興奮。治樹を非常に誉めています。(あ、想像ですが)
 そして81残りで、S19、S12で50残り。3本目はわずかにBULLを外れ9に。その後テイラーはT19、D12で11ダーツでフィニッシュ。4レッグ目もテイラーが取り、セットカウント3ー0でテイラーの勝利。
 スコアは治樹が90で、テイラーが100。日本人としては驚くべきハイスコアを、最高の場面で出してみせました。試合中ずーっとゾーンに入った状態だったんじゃないかと思います。ただ、それでもテイラーには余裕がありましたね。終始笑みを見せ、ダーツをエンジョイしていました。
 本当はもっとワンサイドでやられて、見ていて楽しめる試合にならないんじゃないかと思っていました。それがちゃんと試合になっているんですよね。本当に治樹は凄かった。治樹お疲れ様。そして、ありがとう。
 私がこれだけ感動するんですから、PDJの関係者、村松選手のスポンサーは非常に感動的なものが有ったんでしょう。本当に皆の想いが集まって、少しずつ世界の階段を登っているんだと思います。
 でも、ここがやっと入り口。ここからがスタートで世界に肩を並べる為の出発点。実際の数字以上に世界が近く見えたような素晴らしい試合でした。
 日本人選手にはもっともっと、世界のダーツを見て欲しいですね。そして、世界にチャレンジして欲しい。
 橋本守容選手や知野真澄選手には一年くらいイギリスに行って、向こうのリーグ戦に出たりPDCにチャレンジして欲しいなと本当に思いますね。
 PDJとかで企業やファンの人からカンパ集めて、毎月仕送りしたりして。そうなったら勿論私もできる限り応援したいですね。

ダーツ屋どっとこむ よろしくお願いいたします
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